
今季一番の強烈寒気が襲来
12月3日から4日にかけて、今季これまでで一番強い寒気が西回りで流れ込む見通しです。気象庁によると、上空1500メートル付近でマイナス6℃以下という平地で雪となる目安の寒気が、九州や四国まで覆う予想となっています。
特に注目すべきは、中国地方にはマイナス9℃以下の真冬より強い寒気が流れ込み、東北北部や北海道ではマイナス12℃以下という平地でも大雪となる目安の強烈な寒気が予想されていることです。
どこで雪が降る?エリア別予報
日本海側エリア
3日の朝から山沿いで雪が降り始め、夜には北陸・山陰・九州北部の平地でも雪となる見込みです。続々と初雪の便りが届きそうです。
太平洋側エリア
基本的には晴れますが、雪雲が太平洋側にも流れ込むため、近畿・東海・関東甲信などでも初雪の発表がある可能性があります。
注意すべき地域
東北や北海道の日本海側では、市街地でも雪の量が多くなるおそれがあり、大雪災害に注意が必要です。
今すぐできる!車の雪対策
【必須】タイヤ・チェーンの準備
まだ交換していない方は今すぐ準備を!スタッドレスタイヤへの交換、またはタイヤチェーンの用意が最優先です。年に1〜2回しか雪が降らない地域なら、簡単に装着できる非金属製チェーンやスプレー式タイヤチェーンも選択肢です。
車内に常備しておきたいアイテム
基本セット
- スクレーパー・スノーブラシ(フロントガラスの雪や氷を落とす)
- 解氷スプレー(凍結を素早く溶かす)
- 軍手・ゴム手袋(チェーン装着時に)
トラブル対応セット
- スコップ(折りたたみ式が便利)
- 脱出用ラダー(スタック時に)
- けん引ロープ
- ジャッキ
- ブースターケーブル(バッテリー上がり対策)
防寒・待機用
- 毛布またはサバイバルシート
- 防寒着
- 段ボールや広幅板(タイヤが溝に落ちた時用)
運転前の対策チェックリスト
✅ バッテリーの容量確認(低温でバッテリー上がりが多発)
✅ ワイパーを立てておく(フロントガラスとの凍結を防ぐ)
✅ ウォッシャー液を冬季用に交換
✅ 燃料を満タンに(立ち往生に備える)
✅ 靴の雪を払ってから乗車(ペダル操作の安全のため)
駐車時の注意点
氷点下の夜はサイドブレーキを使わない!
氷点下ではサイドブレーキのワイヤーが凍結し、解除できなくなるリスクがあります。
- AT車:ギアをPレンジに入れる
- MT車:1速(下り坂はリバース)に入れる
- 輪留めを対角線上の前後2箇所に設置
また、カーポートや屋根の雪が落ちて車が破損する可能性もあるため、駐車場所にも注意しましょう。
家の雪対策も忘れずに!
水道管凍結を防ぐ3つの方法
気温が氷点下4℃以下になると水道管が凍結しやすくなります。凍結すると水が使えなくなるだけでなく、水道管が破裂する恐れもあります。
1. 水道管の保温
- むき出しの水道管や蛇口にタオルや布を巻く
- その上からビニール袋で防水
- メーターボックス内にも使い古しの毛布や発泡スチロールを入れる
2. 水をチョロチョロ出しておく
- 夜間、蛇口を少し開けて水をチョロチョロと出す
- 水が動いていれば凍結しにくい
- 溜まった水は洗濯などに有効活用
3. 水抜栓の使用(寒冷地の場合)
- 家の中の蛇口を全て閉める
- 水抜栓を完全に閉める
- 家の中の蛇口を全て開ける
- 空気を吸い込む感触を確認
- 家の中の蛇口を全て閉める
もし凍結してしまったら
❌ 絶対にやってはいけないこと
- 熱湯をかける(急激な温度変化で破裂の恐れ)
- 無理に蛇口を捻る
⭕ 正しい対処法
- 自然解凍を待つ
- タオルを被せて40℃程度のぬるま湯をゆっくりかける
- 水道業者(水道局指定工事店)に相談
数日家を空ける場合
12月から3月上旬に数日間家を空ける場合は、メーターボックス内のバルブを閉めておくことをおすすめします。
運転時の注意ポイント
雪道運転の基本
- **急」がつく操作は厳禁(急発進・急ブレーキ・急ハンドル)
- 車間距離を十分にとる
- 速度を抑えて慎重に
- 発進はセカンドギアで、アイドリングしながらゆっくり
- スノーモードがあればオンに
視界確保
- 車の屋根の雪も必ず落とす(ブレーキ時に落ちて視界を遮る危険)
- LEDヘッドライトは雪が付着しやすいため、解氷スプレーを用意
週末以降の寒さにも注意
強い寒気は5日金曜日まで居座る見込みで、4日の最高気温は新潟や仙台で6℃、札幌は0℃と1月上旬並みの寒さとなるでしょう。
6日土曜日以降は寒気が抜けて日中の寒さは和らぎますが、朝晩は冷え込みが強まります。名古屋や東京都心など、最低気温が5℃を下回る日が続く予想です。
まとめ:今日のうちに対策を!
12月3日から本格的な冬が到来します。普段あまり雪が降らない西日本の方も、今日のうちに以下の準備を進めましょう。
今日やること
- 車のスタッドレスタイヤ交換またはチェーン購入
- 車内に雪対策グッズを積む
- 水道管の保温(タオルを巻く)
- ウォッシャー液を冬季用に交換
- バッテリーの点検
突然の雪に慌てないよう、しっかり準備して冬本番を迎えましょう!


コメント